スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

女神キックについてSS

抑えきれなかった自分がいました。。。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




自分の部屋で今後について考えていると

「おにーたま、遊んで~!」

ムームーと一緒にあくり~んがドアから顔を覗かせた。



<女神キック>



「あくり~ん。ムームー。ファラと一緒じゃなかったのか?」
「おねーたま、ちょっと忙しいからおにーたまに遊んでもらっててーって」
「ムームムームー」
「一緒にあそぼ!おにーたま!」
「ムームー!」

笑顔満面の一人と一匹の誘いを断る理由もなく、ディランもつられて笑顔になりながら頷いた。

「ああ、一緒に遊ぼう。あくり~ん、ムームー!」
「わ~い!」
「ムー!」

天気が良かったので三人は城に庭に出てた。
ふわりと体を流れる風が心地よく、甘い花々の匂いを運んでくる。
あくり~んとムームーは庭中を駆け巡っている。ディランは目を細めながら眺めていると、二人が駆け寄ってくる。

「おにーたま!何して遊ぶー?」
「ムームー?」
「そうだな…何して遊ぼうか…?かくれんぼ?鬼ごっこ?」
「えーっとねー、あたち、鬼ごっこやかくれんぼはいつもやってるから、あたち飽きちゃってるの」
「ムームー」

あくり~んとムームーはお互い顔を見合わせて「ねー」「ムー」と声をそろえた。
ディランは「ふーん」と軽く声を出して考え込む。
三人でできる遊び…思い当たる節がないわけではない。
遊んだ記憶は山のようにある。

するとあくり~んは片手をあげて

「おにーたま!おにーたまは昔どんな事をして遊んだの?」
「昔…かぁ。俺はファラとムームーとガーリットと遊んでたからなぁ…あの頃で一番やってたのは…」

するとムームーが何かを思い出したように目がキランと光り、その場をぐるぐると回りだした。

「お?ムームーはあれをやりたいんだな!」
「ムッムムー!」

その通りと言わんばかりに声を出すムームー。意味がわからないとあくり~んは頬を膨らませながらディランに詰め寄った。

「なぁにー?あたちにも教えてよー!」
「ああ、ごめんごめん。ムームーが言ってるのはグルグルンをやろう!って言ってるんだよ」
「ムームー♪」
「ぐるぐるん?」
「そう。昔、空を飛びたくってガーリットに沢山やってもらったっけ…。じゃぁ、ムームー。やろっか」
「ムー!」

ディランの合図と共に、ムームーは彼の胸に飛び込んでいく。ディランはムームーの胴体を持ち、その場を軸にぐるぐると回転し始めた。
軽く勢いがついたところで、着地がしやすい場所へとムームーを放り投げた。
ムームーはくるんくるんと回転して見事に着地。

どうだ!と言わんばかりに「ムー!」と得意げに声をあげた。

あくり~んが目を見開いて「おー」と声を上げる。

「これがグルグルンだよ」
「楽しそー!おにーたま!あたちもやってー!」
「よし!」

今度はあくり~んをぶん回して放り投げるディラン。
弱めに投げているので、もともと空に浮かぶあくり~んには余裕の着地だった。

「おにーたま!なんか面白いよー!もっかいやってー!」
「ムームムー!」

二人にせがまれて、ディランは何度も放り投げた。
ちょっと疲れがたまってきたころ、あくり~んが挙手する。

「今度はあたちがおにーたまを投げてあげるね!」
「え?」

ディランがきょとんとしていると、あくり~んは彼の手を取って…




そんな三人のやりとりを最初から眺めていた人影がいた。

「……空を飛びたいってディランも可愛いこと言ってたんだなー。なぁ、姐御」
「そうだねぇ。やり方はともかく、楽しそうじゃないか」

ファングとルーガがニコッと笑う後ろで、ガーリットが多少バツが悪そうに目を瞑ってた。

「ガーリット、あんたも面白い方法考えるねぇ。確かに投げ飛ばせば一瞬ぐらいは空を飛べる」
「お前も案外、荒いことすんだな♪」
「ディランが昔は嫌いだって言ってたけど、何気に喜ぶ事してんじゃないか」

ガーリットは何もしゃべらなかった。

それもそのはず、あのグルグルンは嫌いなディランを遠慮なく力いっぱい投げ飛ばすための手段でしかなかった。
遊びと称して、ディランを乱暴に扱える一つの手であったし、そのお陰でディランの身体能力も上がったし、ガーリットの力も体力も上がった。
空が飛べるから好きと聞いたときに、なんとなく後ろめたくなって徐々にしなくなったが…

「…な!なんだいあの子!」
「…って!おいおい!何だあのスピード!ありゃあぶねぇぞ!」

ルーガとファングが慌てた声をあげたので、ガーリットが視線を庭に戻してみると、あくり~んに勢いよく空に投げ飛ばされるディランの姿があった。
子供に放り投げられたというレベルではない。まるで高い崖から落ちていくようなスピードだ。
その先には木がある。激突すれば大けがは免れない。

「ディラン!」

手前にいたファングよりも素早いスピードで空に飛び出すガーリットだが、距離的に間に合わない!


「うわぁー!」

予想よりも遥かに飛ばされ、目の前に木がある。
ディランが声を出しながらどうしようか迷っていると、後ろからあくり~んが呑気な声をあげた。

「おにーたま!木が邪魔してるー!蹴っちゃえー!」
「なるほど!その手があったか!」

ディランは木を蹴る為に体制を立て直した。
ゲシっと良い音がしてディランは着地する。

「おにーたま!どいてー!」
「うわぁ!?」

後ろからあくり~んが続いていたので、ディランは慌てて避ける。
ゴッ!と木が蹴り倒された。
着地寸前でディランに抱きついたあくり~んは楽しそうに「もー一回やろー!」と大はしゃぎ。
駆け寄ってきたムームーも興奮気味に「ムムムー!ムムー!」と喋りまくっている。
ディランは少し考えて、笑顔で頷いた。

「あくり~ん、凄い力あるんだな、俺吃驚したよ」
「えへへ~。凄いでしょー」
「ちょっと遠くまできちゃったな。戻ろうか。…………って、え?」

そうして城に戻ろうと後ろを振り返ると、なぜか疲れて地面に突っ伏しているファングと、地面に両手足をつけて脱力しているガーリットの姿があった。
ディランとムームーはきょとんとしながら二人を眺める。
やや間を開けて、ディランが不思議そうに聞いた。

「どうしたんだ?二人とも…大丈夫か?」
「ムームー?」

ファングはよろよろと立ちあがりながら苦笑いを浮かべる。

「…よぉ…。悪いことはいわねぇから…。もうちょっと、見ていて安全な遊びをしてくれ、な?」
「あ、ああ…?」

やっぱり事情が呑み込めていないディランは空返事を返すと、ガーリットがゆっくり立ち上がって怒りの表情をあらわにした。
その雰囲気に、ディランは思わずあくり~んを強く抱きしめる。

「ガ、ガーリット…?」
「……………」

ガーリットは無言のまま踵を返し、城の方へ向って歩き始めた。

「ガーリット?あの…」

呼びかけるとその分、早足になる。
ものすごく怒られた気になったディランは、あくり~んを下して慌ててガーリットの後を追った。

「ガーリット、ちょっと…待てって!」
「………」
「なぁ、何を怒ってるんだ?」
「怒ってない」
「怒ってるじゃないか!待てって」
「…………」

その場にぽつーんと残された三人は去っていく二人を黙って見ていたが、頬をぷぅっと膨らませつつ、あくり~んが口を開いた。

「つまんなーい!もっと遊びたかったのにー」
「ははは…。結構肝を冷やしたんだろうなぁ~」
「またおにーたまに投げてもらったり、あたちも投げたかったのにー」
「いや、それはもうやめとけ?な?」
「えー!」

よほどディランを投げたのが面白かったのか、あくり~んは不服そうに声を上げる。
するとムームーが何かに気づいてあくり~んに話しかけた。

「ムムムーム?」
「あ。そっか!そーだよね!おにーたまと協力して敵を倒すのなら、大丈夫だよね!」
「ムー!」
「じゃぁおにーたまに言わなきゃ!おにーたまー!まってー!」
「ムッムムー!」

あくり~んとムームーがディランの後を追いかける。
ファングはガリガリと頭を掻きながら、苦笑いを浮かべた。




End
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



うっかりやってしまいましたorz
女神キックがまるで子供の遊びからヒントを得たように見えたので…こんな感じだと面白いなーwと…
にしても、協力技、妙に荒い技が多いですねwww


スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

森羅 秋

Author:森羅 秋
初めまして森羅秋です
一次創作が趣味のアカウントです。
自分の家庭を持ちながらも出来る範囲で趣味に没頭しております。
絵描きさんや物語描きさんと繋がって楽しく創作語りうちの子大好き語りしたいです。
たまーに、多少毒ありなコメントしているので要注意
好きな物は漫画、アニメ、ゲーム、ホラー等
ジャンルは現代ファンタジー、SF、アクション、ホラー等、わりと幅広いです
グロ系も美味しく食べますモグモグ

プロフィール画像は神楽出雲です

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。